2010年6月14日月曜日

円妙寺橋梁(ねじりまんぽ Part2)

 
ご近所「ねじりまんぽ」2つ目です。

「円妙寺橋梁」という名前のこのねじりまんぽは、1つ目の「馬場丁川橋梁」と比べるとさらに小型のアーチでWebで調べたところ、現存する中で「最小(アーチ径)のねじりまんぽ」という記述がありました。


[SIGMA DP1s]

東側の入口は、ちゃんとアーチの入口が見えています。
馬場丁川橋梁」とは違い、東海道線拡幅時の継ぎ足しが西側のみに施されている為、東側入口は作られた当時の面影をとどめています。

元々は「馬場丁川橋梁」と同じく水路用のトンネルだったようですが、現在は人が通れるように改修されています。(人だけではなく結構大きめのパイプも通してあります。)


[SIGMA DP1s]

トンネル内はかなり狭く、ひと一人が屈んでやっと通れるくらいで、行き違いは片方がパイプの上に避けなければいけません。

アーチの基礎部分は石積みで、「馬場丁川橋梁」よりも高い位置(割合的に)まで石積みになっています。


[SIGMA DP1s]

積み上げの傾斜は「馬場丁川橋梁」の方が若干急なように見えます。

また、基礎の石積みの上に直接煉瓦の傾斜積みが積まれています。(「馬場丁川橋梁」では石積みの上に2段水平積みの煉瓦があって、そこから傾斜積みが始まっています。)


[SIGMA DP1s]

東側出口は、そのまま道路に続いています。(見えているチャリンコは僕が乗って来たレンタサイクルです。)


[SIGMA DP1s]

作られた当初は、この床のコンクリート敷きはなく右側に見えている水路が床全面を占めていたのだと思います。


[SIGMA DP1s]

この水路部分、良く見ると床も煉瓦敷きになっていて、逆アーチねじりまんぽになっています。
改修前は天井も床麺もねじりまんぽのアーチだったのではないか?もしそうであれば、是非、見てみたかったと思います。

最小のねじりまんぽで、かつ、天井も床もねじりまんぽのアーチ!!
今なお気軽に見学出来る形で残っている事をとても嬉しく思います。

[2019年5月21日 追記]
この床面の逆アーチ、トンネルの用語で「インバート」と言うそうです。最近、トンネルの健全度検査に関係する仕事をした際にその道の専門家から教えて頂きました。
トンネルの覆工は通常、上や左右からの圧力に耐えられるように作られているそうですが、軟弱地盤などで下から上方向への圧力が予想される場合に、このインバートという床面の逆アーチ構造を施工するとの事でしたが、円妙寺橋梁の床面がそれに当たるかどうかはよく判りません。
機会が有ったら、前出のトンネルの専門家氏をこの地にお招きして観ていただきたいなと密かに思っています。


[SIGMA DP1s]

西側出口は、コンクリート製のハコ(カルバート)で延長されていて、また、道路よりも低い位置に出ているため、階段が設けられています。

入口、天井部分の出っ張りは、誤って頭をぶつけても重大な事態にならないようにと張られているウレタンマットのようです。


[SIGMA DP1s]

アーチ径が極小のため、個々の煉瓦の存在感があります。

「円妙寺橋梁」という名前ですが、この近辺の地名が「円明寺」で読みは同じなのですが何故か漢字が違っています。
元々は水路トンネルなので橋梁という名前なのでしょうが、橋と見た場合、全長(渡る距離)よりも橋の幅の方が何十倍も長いので溝の蓋のような感じです。


ここも自動車が通れないので、保存状態はなかなか良い状態です。
高槻にある、自動車が通れる大きさのねじりまんぽは接触と排気ガスによる破壊が痛々しい状態だそうです。

なんでも古い物が良いとは思いませんが、長く使用する事に耐えられる物は、大切に使用して長く持たせる方が色々な意味で良いのではないかと思います。


 

サイフォン

 
サイフォンと言うと通常は珈琲を入れる器具を思い出しますが、このサイホンはそれと比べるとかなり大規模です。

用水路が行く手を川に阻まれて、それを乗り越える為に作られた施設で、用水路は一旦、地下に潜り川底の下をくぐり抜けてから対岸で再び地上に現れます。

入口側は単なる行き止まりの水路(水は流れていますが)で、これといって面白みは無いのですが、出口側はこんな風に水が湧き出ていて、ちょっと面白い光景です。


[SIGMA DP1s]

このサイフォンの吹き出し側は分水(半円形)も兼ねているのでさらに見た目に面白いですね。

せっかくなので動画も撮影してみました。(動画の撮影もDP1sです。)



地 図
 

2010年6月2日水曜日

大阪駅の大屋根とDP1sの弱点

 
現在、建設が進行中の大阪駅 北駅ビル。

駅ビルの建設に伴い、大阪駅のホームには大屋根が掛けられる事になりました。
今日、はじめて実物を見たのですがこんなに大きな物だとは思っていなかったので、その迫力に少々驚きました。

[SIGMA DP1s]


さて、しばらく使ってみて気が付いたDP1sの弱点。どういう訳かDP1sで撮影した食べ物はあまり美味しそうに見えません。(もちろん、腕の問題もあるのでDP1sの責任だけとも限りませんが。)

[SIGMA DP1s]


写真としては良く写っている(手ブレしていますが)と思うのですが、あんまり美味しそうに見えません。
うちの奥様は「食品サンプルみたい。」と言っていました。

このハンバーグと白身フライは、新梅田食堂街の中にある「マルマン」という洋食屋のAランチで、オーソドックスな洋食ランチですが実際にはとても美味しいのです。

デジタルカメラにも得手不得手があるのですね。

 

2010年5月5日水曜日

転車台(ターンテーブル)

 
昨日に引き続き鉄道関連のネタです。
「馬場丁川橋梁」に続いて2連ちゃんでねじりまんぽの「円妙寺橋梁」をと思ったのですが、昨日撮影した写真の中に他にも鉄道関連ものがありましたので、ちょっと箸休めに。

「転車台」です。
簡単に説明してしまうと、鉄道車両の向きをくるりと変える為の回転台です。(中華料理店のテーブと同じようなものです。)

用途は様々で梅小路期間区にあるような扇形車庫に汽車を納める為のものから、行き止まり線路で汽車の向きを反転させる為のものまでいろいろとあるようです。

現代では蒸気機関車のように絶対的な「前」がある車両はほとんどないので、蒸気機関車が活躍していた頃ほどは使い時が無いのではないかと思います。(電車は編成の両端に運転台があるので基本的に反転する必要がありません。電気機関車も大抵の場合両端に運転台があります。)

今回、訪れたのはJR京都総合運転所(旧向日町操車場)にある転車台で用途としては編成変更などの為に車両の向きを変える必要が生じた時に利用されているのだと思われます。


[SIGMA DP1s]

構造としては、操車場の端の線路のどん突き(京都では行き止まりを「どん突き」と言います)に転車台があります。
ここまで来た車両は向きを180度変えて、来た道を戻って行くしかありません。

僕は、横を走るJR京都線の車窓からここにある事を発見しました。



[SIGMA DP1s]

脇の道路から見ると、一段高くなった回り舞台のように見えます



[SIGMA DP1s]

手前にある単線の線路は奥に見えているトンネルでJR京都線の下をくぐり、京都線の上り線路に接続しています。
向日町操車場はJR京都線の東側に位置しているため、上り線から操車場に入るには下り線を横断する必要がある為に、この線路があるのではないかと想像します。

今現在、日本中にどれくらいの数の転車台が残っているのかは解りませんが、単純な行き止まり線路の終端に機関車の方向転換の為に設置されていた転車台は、いずれ消えて行く運命にあるのではないかと思います。


ちなみに、続けざまに鉄道ネタを書いてしまいましたが僕は「鉄」ではありません。


 

2010年5月4日火曜日

斜拱渠(ねじりまんぽ)

 
「ねじりまんぽ」という構造をご存知でしょうか?
どうも「斜拱渠」という漢字を書くようですが、定かではありません。

どういうものかを簡単に表現してしまうと、レンガ積みのアーチ天井を持つ橋(トンネル)で、そのアーチが地面に対して水平に積まれているのではなく斜め(ねじれた状態)で積まれているアーチ構造です。

なぜ、そのような構造かというと、上を通る橋に対して下のトンネルが斜めに交差している場合に用いられる工法だそうです。


[こんな感じにアーチがねじれている]

どういう訳か西日本(関西)でよく使われた工法だそうで、現存する29カ所のうち26カ所が岐阜県よりも西に存在しているとの事です。

唯一メジャーなものとしては、京都蹴上のインクラインをくぐるトンネルが有名です。

レンガ造りのアーチという事もあり、大半が明治時代に作られたもので、おまけに鉄道の下をくぐる小道や水路用トンネルとして作られたものが多いため、とても美しく構造的に面白く、見た目にもインパクトの有る遺構であるにもかかわらず、2、3の特例を除いて世間からは無視されています。

そんな「ねじりまんぽ」の一つがうちのすぐ近所にあると知り、DP1sと三脚(?)をもち訪ねてみました。(といっても家から自転車で10分とかかりません。)

「馬場丁川橋梁」これが目的のねじりまんぽの名称。
元ネタのサイトでは、いまひとつ場所が定かでは無いようでしたが、写真の場所に見覚えがあったのでその場所に行ってみました。

JR京都線(東海道本線)の下をくぐる小さな水路トンネルであるため入口(出口)は当然、水路となっています。
おまけに一般人が見学する場所ではない(本来人が通る為のものでもない)ため入口はありていに言ってしまうとドブです。

[馬場丁川橋梁 北側入口 ①]


[馬場丁川橋梁 北側入口 ②]

入口上の数字「1962−7」はこの水路の管理番号なのか?ひょっとすると1962年7月にこの部分が作られた事を示しているのかもしれません。だとしたらこのコンクリート製の箱も僕よりも年上です。

目的のねじりまんぽは明治時代のものなので、一見この入口は関係無さそうに見えますが騙されてはいけません。明治時代の東海道本線は複線(上り下りそれぞれ1本)でしたが、現在のJR京都線は複々線(上り下りそれぞれ2本)+貨物支線(1本)なので線路の幅が2倍以上になっています。
それに合わせて水路トンネルも長くなっているはずなので、北側もしくは南側、場合に寄っては両方に延長部分があるはずでそれらはレンガ造りでは無い比較的最近のもののはずです。

という訳で、とにかくトンネルに入ってみます。

ありました! やっぱり!!

入口部分は無粋なコンクリートのハコでしたが、途中からレンガ造りの綺麗なアーチになっていました。

[コンクリートBOXとレンガアーチの接合部]


[間違いなくねじりまんぽ]


[ねじりアーチ(レンガ)と基台(石積み)との接合部]


[天井部分のねじれアーチ]

綺麗です、本当に美しい構造です。
四角いレンガで丸いアーチが造られているだけでも凄いのに、このトンネルは奥行き方向にも螺旋構造になっています。

基台は水平な石積みで壁面+天井部分のアーチだけが螺旋状にねじれて積まれています。

こんなに美しい遺構が人知れず線路の下に眠っているなんて全く考えた事もありませんでした。
トンネルの中はとても静かで(時々上を電車が通ってもさほど大きな音はしません)さながら異空間でした。

明治時代という事なので120年くらい前に造られたアーチという事になるはずですが、とてもそうは思えないくらい綺麗に残っています。
風雨、日照にさらされず気温変化の少ない地中でかつ、この水路は普段水が流れていないという好条件故にこの保存状態なのだと思います。

この馬場丁川橋梁はほとんど人に知られていない構造物ですしJRからすれば山ほど有る水路トンネルの一つにすぎません。

こういった先人の技をとどめる遺構が人知れずどんどん壊されて行くのがとても残念です。


[何故かアーチの途中に石の梁?]

この、梁状の構造物のため入口から覗くと、内部はアーチ状に見えず、通しで四角いトンネルのように見えます。


[南側 入口]

南側の入口は上の写真のような感じで、おまけに小さな畑の片隅です。こんなの絶対に解りません。

「馬場丁川橋梁」という名称自体「?」です。
正直、「橋梁」とは思えませんし、「馬場丁川」といわれてもこの普段水の無い水路が名前の有る川だとはとても思えません。

昔はそれなりの小川だったのか「馬場丁川」という地名があったのか謎ですが摩訶不思議な感じです。


[ストロボを使用せず長時間露光(15秒)で撮影]


「馬場丁川橋梁」の螺旋アーチの美しさに感動してしまい、この後、少し離れたもう一つのねじりまんぽ「円妙寺橋梁」まで足を伸ばしました。

自転車で1時間ほどの道のりですが、天気もよかったので散歩がてらいってしまいました。

「円妙寺橋梁」のレポートはまた次回。

写真は全てSIGMA DP1sで撮影しました。


最後に「馬場丁川橋梁」ですが、JRの立ち入り禁止区域になっていないとはいえ、本来、人が通り抜けるようになっている訳ではありません。

螺旋アーチの構造は綺麗に残っていますが、しょせんは長いドブ川トンネルの中ですので観光気分で侵入するべき場所では無いと思います。(当然、ゴミ、クモの巣、虫、あまり気持ちのよくない生き物などなど居ますし、内部はそれなりに異臭のする空間です。写真を良く見てい頂くとわかりますが、妙なもの一杯天井からぶら下がっています。この水路も農業用水路の一部だと思われるので、水門の開閉で突然、水が大量に流れて来る事もあると思われます。)


ねじりまんぽを紹介した素敵な動画がYoutubeにありました。




 

2010年5月2日日曜日

DP1sの 画(え)について

 
SIGMA DP1sというデジカメは、正直、色々と欠点、難点のあるデジカメです。

まず、使う人を困らせるのは、様々な操作に対する反応の遅さです。
特に撮影後のメディアへの書き込みにかかる時間はメガピクセル化されたころのデジカメといい勝負でRAWの場合は1枚あたり10秒弱かかります。

また、背面に搭載された液晶の色の悪さは最近の1万円台のコンパクトデジカメにも劣ります。


しかし、このカメラにとってそんな事はどうでも良い事だと思います。
そう言う点が気になる人はこのカメラを買ってはいけません。絶対に満足出来ません。

このカメラは画質が命のカメラです。それも、誰がいつどんな風に撮ってもカメラが自動的に補正して高画質といった類いのものではありません。
フィルム時代のカメラと同じでカメラ(フィルム)の持つ特性を、使う側が試行錯誤して引き出す必要があります。

一生懸命考えながら、撮影対象や条件を選んで撮って、その中の何枚(何十枚?)かに一枚、自分の写真があれば良いといった使い方に向くカメラではないかと思います。
また、DP1sはその試行錯誤のプロセスを趣味として楽しめる人の為のカメラではないでしょうか。


下の写真はJR京都線 桂川橋梁の西詰です。
橋脚の一部は明治9年当時の煉瓦積みが残っていて鉄橋そのものも昭和3年製との事です。

一部分を拡大していますが、長い年月風雨に耐えて来た鉄橋の鉄材や鋲、塗装や錆の質感、折り重なる鉄骨の立体感、レンガの雰囲気がとてもいい感じに写っているのではないかと思います。
(部分拡大の写真は写真表示後さらにもう一度クリックすることで等倍表示出来ますので是非等倍で見て頂けたらと思います。)


[部分拡大]


[撮影画像]



こちらは新川排水機場に向かう水路内に咲く菜の花。
同じく一部を拡大しています。
手前から奥に向かって群生する草花の立体感と水面の反射の立体感がとても自然な感じだと思います。

[部分拡大]


[撮影画像]

このカメラを手にするまでjpegの圧縮のノイズはさほど気にならなかったのですが、DP1sが写し撮る「質感」を感じられるようになってから、jpeg圧縮ノイズもそれなりに画面の雰囲気に影響を与えているのだと思うようになりました。

素人の感覚的な印象なのでいい加減なものだと思いますが、僕はこのカメラを手にして久しぶりに色々なものを撮ってみたいと思いました。


 

2010年5月1日土曜日

DP1s 神戸へ!

 
[阪急三宮駅 西口コンコース]


DP1sと神戸に行ってきました。

正確には、奥様と僕の実家に顔を出しに行ったのですが、DP1s、LX3も鞄に詰めて出かけてきました。

冒頭の写真は、阪急三宮駅 西口コンコースの天井です。

阪急の古い駅舎は開業当時の少々豪華な造りを留めるところが今でも少しだけ残っています。
この三宮駅 西口コンコースも昭和11年に阪急の三宮高架乗り入れ開始に伴い開業した三宮駅ターミナルビルの名残です。
震災まで阪急三宮駅は立派なターミナルビルをくり抜いて設けられた2Fホームからの発着でしたが、このターミナルビルも震災で失われ、以来、阪急三宮駅は現在も仮駅舎のままです。

かつてのターミナルビルには映画館があり、高校生だった僕は学校をさぼり、映画を観ていました。

この西口コンコースのアーチ天井とシャンデリアがかつてのターミナルビルの唯一の名残となってしまいました。

神戸、大阪の近代建築に関してはこの方のサイトがとても興味深く紹介しておられます。



[神戸モスク]

こちらは北野坂にある神戸モスクです。
現存する日本最古のモスクだそうで1935年から、この地にあるそうです。



[個人邸宅]

北野坂で見つけたとある個人邸宅、ラスターラインを基調としたコンクリート造りで、玄関ホールのひさしがこのように櫛状に設計されていました。
屋根としての機能はいかほどのものかと思いますが、とてもシャープな印象の建物でした。



[東天閣]

[東天閣]

神戸 北野坂 異人館街の西端に位置する「東天閣」(旧ビショップ邸)です。
神戸北野ホテルのほぼ向かいにいちする中華料理店で、個人的にはお勧め出来るお店です。

もう、ずいぶんと昔になりますが、うちの弟の披露宴がこちらで行われ、その席で僕は生まれて初めて北京ダックを食べました。



[北野工房のまち]

[北野工房のまち]


「北野工房のまち」は廃校になった旧北野小学校の校舎を再利用した商業施設です。
昭和6年に建てられたこの校舎は、随所に昭和モダンの意匠が施されていてステンドグラスもあります。
(写真のステンドグラスは新しいものか、別の場所から移設されたものではないかと思います。)




[日曜舎]


最後はうちの実家の近所(神戸市北区)にあるレストランの天井です(笑
微妙に対をなしている感じが面白く思え写真に収めました。

さて、SIGMA DP1sの画質ですが、ご覧頂いたようにコンパクトデジカメという分類に入れてしまうことは出来ない画質です。
若干、あまいのは僕の趣味で全てF4.0(解放絞り)で撮影している為です。少し絞ると格段にシャープになります。このレンズもコンパクトデジカメのレンズではありませんね。

東天閣の一枚目、写真中央部分の二階窓下のレリーフの立体感などは、現像した画が表示された瞬間「ドキッ」としてしまいました。

誰でもがシャッターを押すだけで綺麗に撮れるという類いのデジカメでは決してありませんが、ある程度写真の知識と経験がある人にはとても楽しめるカメラだと思います。

個性のある画を出すデジカメで、個人的にはとてもフィルムカメラに似たテイストのカメラだと思います。

撮影枚数が200枚強で、まだまだこのカメラの性格を理解出来ていないと思いますが、もっともっと色々な景色を撮ってみたいと思わせてくれるカメラだと感じています。

 

2010年4月27日火曜日

さて、DP1s + GV-2

 
[photo by Panasonic DMC-LX3]

DP1sですが、RICOHのビューファインダーGV-2をセットするとこんな感じになります。

GR-Digital関連のサイトではこのGV-2が「高価過ぎる!」という話を良く目にします。
モノの価値観は人それぞれなので何とも言えないのですが、このGV-2は質感から考えると僕も少し高いかなと思っています。外装とシューの部分が全て樹脂製なのがその理由です。

フォクトレンダー 28mm View Finder Mはしっかりとした仕上げの金属外装(もちろんシュー部分も)で、見え方もワンランク上であるにもかかわらず価格差は2、3千円です。

ただ、GV-2の良い点として極めて小型であることと、小型の割に見え方もそこそこ綺麗だという点があると思います。
また、小型で背が低いため、パララックスも最小限です。
他のビューファインダーには無いメリットが少なくとも2つあるので個人的には満足しています。


[SIGMA DP1s]

こんな感じに低い位置で近距離の撮影でも、多少パララックスを考慮しておけば十分にビューファインダーで撮影出来ます。

DP1sはもともと近接撮影が苦手な(最短撮影距離30cm)カメラなので、背の低いビューファインダーであれば最短撮影距離近辺でもなんとか使えると思います。

 

2010年4月26日月曜日

おつむのネジが・・・

 
ありゃりゃんこりゃりゃん♪
おつむのね〜じが♪

と、春の陽気で緩んでしまい、買ってしまいました SIGMA DP1s 。

本当は全く別もののiPadを入手しようと計画していたのですが、Appleの相変わらずなやり方に少々ゲンナリしてしまい、その気が完全に失せてしまいました。で、春の陽気に頭が舞い上がってしまったという訳です。


[SIGMA DP1s]


春らしい気持ちのよいお天気の中、昼過ぎにヨドバシ梅田まで出かけ大混雑の中、なんとかSIGMAからの応援のおっちゃんを捕まえて色々と話を聞き、ビューファインダーをどうするかで一通りの製品を見せてもらい、さんざん悩んで(ビューファインダーをどれにするかで)購入してきました。

このカメラを使う上で、ビューファインダーは個人的に絶対に外せないアイテムでした。
それも、綺麗に見えるビューファインダーでなくてはいけないと思っていました。
出来るだけコンパクトで背が低くかつ見え方の良いファインダーという事で、結果的にRICOH GV-2を選びました。
見え方だけなら フォクトレンダー 28mm View Finder MかPanasonic DMW-VF1(LX3用)が綺麗でしたがどちらも丸形で背が高く少々大柄だったのであきらめました。

フォクトレンダー 28mm View Finder Mは見え方も造りも素晴らしかったのでかなり心が揺れました。

間抜けな話ですが、ビューファインダー単体の価格はDP1s本体の価格の半分です。



[SIGMA DP1s]


SIGMA DP1は発表当初からかなり興味があったのですが、その後、Panasonic DMC-LX3を入手した事もあり縁のない状態になっていました。

現在、DP1sはもうすぐDP1xが発売されるという事でずいぶんと値段的ハードルが低くなっています。

DP1xを考えなかった理由は、個人的にこのカメラはRAWでしか使わないと思うのと、DP2sを使う事も無い(焦点距離的に)と思ったので操作系がDP2sと統一されたDP1xでなくても問題ないと考えました。


[SIGMA DP1s]


帰りに、少し寄り道をして大山崎で下車し、春の山野辺をテスト撮影してきました。

ほんの少し使っただけの感想ですが、このデジカメはひと味違います。今ひとつ「どこが?」というのは解らないのですがフィルムカメラっぽさがあるように思います。


[SIGMA DP1s]

なんとなくウェットな感じがします。

デジタルカメラの画像はとても綺麗なのですが、ドライな感じがしていました。
それでも古いレンズを使うとずいぶんと感じが変わるので、デジタル一眼で古いレンズを使うのにハマっていました。

DP1sは一眼とは全く違った感じですが、何となく安心感がありちょっと楽しみです。


[SIGMA DP1s]


 

2010年4月15日木曜日

朝の誘惑

 
[Panasonic DMC-LX3]

今朝、家を出るときに*○マーケットという朝の情報番組で外食系のハンバーグ特集をやっていた。

今、巷ではハンバーグが熱いらしい。

で、晩ご飯を食べに会社を出ていつものようにすき家に行き、いつものように牛丼を、、、ん?、目の前のメニュ~には「ハンバーグカレー」の文字、駄目押しに「ハンバーグが大きくなった」旨の表示!!

気が付いたらハンバーグカレーを食べていました。

今朝のテレビのような上等なハンバーグではありませんが、久しぶりに食べたのでとても美味しかった。


--- Text edited by KING JIM pomera DM20 ---

2010年3月21日日曜日

新福菜館


[Panasonic DMC-LX3]

 
昨日は久しぶり(3、4年ぶり)に新福菜館のラーメンを食べた。
真っ黒な醤油出汁で有名な京都発のラーメンだ。
学生の頃、天下一品のラーメンに飽きて次にハマったのがこの新福菜館の黒い出汁のラーメンと黒い炒飯だった。

ここの出汁、色は黒いが味は見た目ほどは醤油辛くなく美味しい。(それでも今食べると濃いですが。)

並ラーメン(600円)でもそこそこチャーシューが乗っているのも嬉しい。
チャーシューも脂身が美味しく◎。

昨日は食べませんでしたが、炒飯も同じ出汁で味付けされるようで黒くて美味しい。

学生の頃のように頻繁に食べたいとは思わないが、たまに食べると懐かしくもあり美味しい。

近いうちに、同じく「学生時代の味」、ハイライトのジャンボチキンカツ定食か盛り合わせ定食を食べに行きたいと思います。


--- Text edited by KING JIM pomera DM20 ---

2010年3月7日日曜日

窓辺の番人

 
[Panasonic DMC-LX3]


天気が今一つな日が続いていますが、ことぶきは天気に関わらず窓辺が好きです。

ご覧のような古い鉄枠の擦りガラスのため、窓が閉まっているときは外の景色は見えないのですが、それでもことぶきは窓辺が好きです。

聞こえてくる音と光の変化で外の様子を想像してるのでしょうか?

ことぶきが寝そべっているのは通称「お立ち台」といってことぶきの為に窓辺に設置された折り畳み式の台です。


--- Text edited by KING JIM pomera DM20 ---

2010年3月6日土曜日

身近な景色

 
[Panasonic DMC-LX3]


手洗いの窓辺の風景。

光と闇と少しの色彩。
 

2010年3月3日水曜日

ご無沙汰しております…

 
さて、このBlogの更新が滞ってはや1年半。
特に何か重大なことが起こったというわけでも無かったのですが、時間が経つのは早いものです。

この間、大きく変わったことと言えば仕事が変わったくらいです。
自営業から普通の平会社員になったので以前ほど時間に自由が利かなくなり、写真もあまり撮っていません。

カメラもレンズも増えてません、、、たぶん。

写真の管理に使用するコンピュータをWindowsからMacに変え、写真管理ソフトもACDSeeからLightroomに変え、RAWの現像もSilkypixからLightroomになりました。というか最近はRAWではなくjpegで撮影することが多いです。

そろそろ暖かくなるので、また、写真を楽しみたいと思っています。

Pentax MZ-S、Contax G1、TVs、Panasonic DMC-LX3がメインの機材になるのではないかとと思います。

G1+Biogon 2.8/28は相変わらずのお気に入りです。

あ、ことぶきは元気です。

--- Text edited by KING JIM pomera DM20 ---

[Pentax *ist D + SIGMA 2.8/28-70 EX DG]

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